Elipson Prestige Facet (エリプソン プレステージ ファセット)シリーズには、多数の革新的なテクノロジーが取り入れられています。まず、外観上で人目を惹くのは、各ドライバーユニットを囲むダイヤモンドカットのような立体的なリング。その切子状の仕上げが製品名「Facet」の由来でもあります。厳格な設計工程によって最適な音響性能を獲得し、インテリアと融和するスタイリングに仕上げられています。
各ドライバを囲んで配置され、平面、くぼみ、角度が交互になるよう多面体に立体加工されたシリコン製リングはバッフル効果を最小限に抑え、回折を制限します。その結果、リニア特性にすぐれたレスポンスカーブが実現し、広帯域にわたりナチュラルなリスニング体験をもたらします。
スピーカーのキャビネットには細心の注意が払われています。ラッカー塗装されたフロントパネルは異なる厚みの2層構造。内側の厚い層は内部チェンバーと複数の仕切り板によって補強されています。外装の仕上げはラッカー処理されたフロントパネルに見合った高いクオリティを誇ります。
キャビネットの振動を最小限に抑えるために、前面は厚さの異なる2枚の木製パネルで構成されています。
フロアスタンドのキャビネットはしっかりと固定されています。スピーカーの隠れた部分であっても、ダンピングはないがしろにされていません。全体のダンピングは、その機能と場所に応じて、異なるダンピング材が施されています。そのため、低域ドライブユニットの背後に発生する、音質劣化要因となるこもり音を回避し、キャビネット上下、および、ユニット背面とリアバッフル間の内部定在波を大幅に減少させます。
*3種類のフォームを使用
Prestige Facet(プレステージ ファセット)スピーカーは十分な高能率を獲得し、その安定したインピーダンス特性と合わせて、どんなアンプにも負担となることなく、高音質再生を実現します。したがって、Prestige Facetスピーカーの音楽性を楽しむためには、特別に強力なアンプを用意する必用が無いのです。
急峻な特性を誇るクロスオーバーは高品位なオーディオグレードの素子で構成。システムの重要な部分であるフィルターは、音楽性と透明性を損なわないように、音響技師によって慎重に設計されています。 Prestige Facet用に厳選されたフィルターは、数え切れないほどの試聴テストを経た研究プロセスの成果で、新しいElipsonサウンドを生み出します。効率的な電力伝送を確実にするために、メタライズドポリエステルコンデンサ(MKT)、金属酸化膜抵抗器、低DC抵抗インダクタ(DCR)等を採用しています。
ダブル・バインディングポストの存在は、熱心なオーディオファンにとってスピーカーの性能を最大限に活用するための重要事項です。
各チャネルを個別に駆動させ、受持ち帯域ドライバの、より高精度で効率的な動作を実現させることができます。また、バイワイヤリング接続によって、フィルター回路を通過させる入力信号の伝送ロスを最小限にし、音質の改善を可能にします。
バイワイヤリングおよびバイアンプ化にも対応できるターミナルは、丸みを帯びた形状が特徴です。バナナプラグ、Yラグ、裸線に対応。
Prestige Facet の仕上げは、黒、ウォルナット、白の3タイプ。
黒、あるいは白のラッカー塗装が施された二層仕上げのフロントパネルから、質感の高さは一目で実感されるでしょう。
すべてマグネット式のブラックカバー付き