「50年代から60年代にヴィトリーにあった工房を訪ねたら、そこは彫刻家の仕事場と思えたでしょう。トスカーナ出身のMr.Nicolasの指揮の下、芸術家のスタジオの窓からは、白い埃が舞う中で、熟練した鋳物職人達が働いています。1つの鋳型から1日あたり最大で150台の生産が可能でした。(中略...)しかし、一度だけしか使われなかった長さ4メートルの鋳型もあったことを覚えています。ワークショップの裏には、廃棄されたプロトタイプが山積みでした。古代のアンフォラや、ウサギの耳、卵、球のような形、いずれも音を伝えることを目的に作られた作品というべき物体が、残念なことに、美しくも、目的もなく悲しげに白く横たわるオブジェになっていました。」 JOSEPH LÉONへのオマージュからの抜粋 by Édouard Pastor
この偉業を引継ぐことは難しいですか、と尋ねたら即座に答えが返ってきました。「ジョゼフ・レオンの仕事を引継ぐことができれば実に栄誉なことです。そのためにはElipsonを世界中のハイファイブランドのひとつとして確立するという基本原則を尊重すべきです。顧客を満足させることへの情熱と報い、雑誌等に掲載された沢山の記事や受賞歴が、日々前進し続ける原動力なのです!」ELIPSON 社長 Philippe Carré
エリプソンの魔法のような側面、それは人を夢中にさせる魅惑的な力を備えています。未知のモデルを探し出すために、このブランドの歴史についてもっと知らなければならないと、私を突き動かすものが何なのか、言葉では上手く説明できません。新しいスピーカーを発見するたびに、いつもこれで最後だと思います。しかし、10年以上にわたって掘り下げても、まだ新しい発見があるのです。」 デザイナー Jullien Thaler
「エリプソンは、豊かで稀有な遺産であり、私が再設計することで新たに解釈し、もう一度生命を吹き込むことを許されたのです。(中略...)伝説的な名声のために働くとき、謙虚でなければなりません。長い歴史の中で私には限られた時間しかないことを知っています。今日のElipsonの名声は先人が創り上げたものです。そして、後のデザイナーの手によって、これからも生き続けることでしょう。」デザイナー Jean-Yves Le Porcher
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